セルリアンタワー東急ホテル(2022.07.11)
開催日時 | 2022年8月28日(日)受付11:30〜 開宴 正午 ※現在、満席となっております。 |
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会場 | セルリアンタワー東急ホテル(2F)・日本料理「Japanese Cuisine 桜丘」 |
料金 | 1名さま 6,000円(サービス料・消費税込) ※事前予約制・当日予約も可 ※宿泊プランあり |
内容 | 佐藤元英氏によるレクチャー/ちくわ焼き上げ体験/日本 料理コースメニュー/日本酒 2種(or ノンアルコールドリンク) |
進行 | ヤマサちくわ株式会社 代表取締役 七代目社長 佐藤元英 セルリアンタワー東急ホテル 総料理長 福田順彦 桜丘 調理長 鶴田 敬 |
協力 | ヤマサちくわ株式会社 |
後援 | 愛知県豊橋市 |
原宿、表参道、青山、代官山、恵比寿など、都内屈指の繁華街のHUBともなっている渋谷駅周辺。“100年に一度の再開発”として、数々のビッグプロジェクトが立ち上がり、新スポットが次々と誕生する中、このエリアの開発を大規模に牽引しているのが、2022年9月に創業100周年を迎える東急グループです。
2023年には、いよいよ「渋谷駅桜丘口地区」も竣工予定。その新たなにぎわいエリアに近接してそびえ立つ【セルリアンタワー東急ホテル】は、同グループのフラッグシップホテルとして2001年に開業、2021年に20周年を迎えました。
【セルリアンタワー東急ホテル】では、開業20周年を機に“美食を通した文化発信基地をめざす”というコンセプトのもと日本料理「Japanese Cuisine 桜丘」をオープン。1周年を経て、来る8月28日(日)、創業より約200年にわたり東海道の発展とともに歩んできた老舗 ヤマサちくわ株式会社 (愛知県豊橋市)との初のコラボレーションによるランチセミナーが開催されることとなりました。
文政10年(1827)に創業して以来、本物の味を追求し続ける“豊橋名産ヤマサのちくわ”。自社製品のみならず、東三河・豊橋産の厳選食材、日本酒などと併せて、“穂(ほ)の国”と謳われてきた豊かな食の文化と味を幅広く紹介、PRにも力を入れています。
「穂の国エリア」図:東三河広域連合HPより |
このイベントの企画・開催にあたり、同ホテル福田順彦総料理長と桜丘・鶴田敬調理長は、2022年5月に豊橋市のヤマサちくわ本社、豊橋市役所を訪問されました。本社工場では、水揚げ・直送された新鮮な魚介を熟練スタッフが包丁を手に手捌きし、時季や日によって異なる魚種や状態をまさに“塩梅”で見極め、練り加減を調整するなど、機械にのみに頼らない“職人仕事”が息づく現場を視察。
“鉛は金に変わらない”をモットーに、原料、人、技術、すべてにおいてこだわり、“本物の味”を追求する同社の精神を体感する貴重な機会となりました。
百年以上も続く御影石製の石臼を使ったすり身の製造工程をはじめ、練り製品の<半月>や<伊達巻>、ちくわの焼き工程等も見学。ハモ、グチなど包丁での鮮魚の手捌きから下処理、塩加減、微妙な食感の違いを生み出す職人のひとつひとつの手作業には、ことさら料理人としてのまなざしが光りました。
工場見学後は、できたてのちくわやかまぼこ、伊達巻などを試食しながらの賞味会・お打ち合わせ。素材の持ち味を生かした練り製品の数々を、目でも舌でも、「昔も今も変わらぬうまさ、豊橋名産ヤマサのちくわ」の“もの語り”を、ライブ感とともに味わっていただくことができました。
さらに今回のイベントでは、肥沃かつ温暖な土壌・環境に恵まれた豊橋産の野菜・果物、また国内生産量トップの「つまもの」など温室栽培による大葉やエディブルフラワーをはじめ、うずら卵、奥三河の地酒、「あいち鴨」などの畜産類といった食材にもフォーカス。企画チームで豊橋市役所にも赴き、豊橋食材の調達・PR併せ、後援としてのバックアップを承認いただきました。
市庁舎展望階では、豊橋市街を流れる豊川や吉田藩ゆかりの地の利などについて、佐藤社長自らガイド。江戸時代から吉田城下を守るため、「霞堤」と呼ばれる不連続堤など治水事業が行われてきた豊川が、肥沃な農地を育み、“母なる川” “ほの川”として地域に親しまれてきた歴史など、“穂の国テロワール”の源流にも触れるお話でした。
試食第2弾は、豊橋駅からほど近いヤマサちくわ直営おでん専門店『広小路でんでん』の2階『ねりや花でん』にて。山下隆之総料理長より、三河テイストの味噌おでんや新作のちくわいなり等のプレゼンテーションや、初のちくわ炭火焼体験も!
すり身を巻いた竹の棒をくるくると回しながら、専用の炭火コンロで焼くちくわ焼きは、GEN-B交流会のいちばんの目玉となるメニュー。イベント当日は、会場で佐藤社長が1本1本参加社全員分のすり身を巻きつけていく実演も披露されます。
じっくりこんがりと色づいていく香ばしい焼き色は、三河みりんが良い仕事をしてくれます。この時ばかりはフランス料理界の名工も、日本食の粋を極めた調理長も、食事の手を止め童心に帰って!?楽しんでくださいました。
「焼きたてのちくわって、こんなに香ばしくて弾力があって美味しいんですね!」
本物のちくわの味に、誰もが思わず驚き、満面の笑顔になる瞬間です。
ヤマサちくわ創業の地でもある魚町は、戦国武将・今川義元により安海熊野社(やすみくまのしゃ)の境内にて魚の売買が許可されたことから、三河湾の豊富な海の幸が集まる魚市場として栄えた地。本店をご覧いただいた後は、地元の鮮魚店『魚伊』、夏に向けて水ようかんやあずきバーも人気の老舗御菓子所『絹与』へも足を伸ばしました。
また、創業80余年、あいち鴨・ 源氏和牛・段戸山高原牛・三河山吹うずらなど、愛知県産のこだわりのブランド食肉を扱う精肉店『鳥市』、ヤマサちくわ直営店もある『道の駅とよはし』の青果・特産品などもリサーチ。
「温暖な気候の豊橋をはじめ、東三河は海、奥三河は山・川や高原、フルーツや野菜も豊富でお茶どころでもあるという、本州においては本当に食材に恵まれた豊かな土地柄ですよね。さらにはそうした地域資源を活かすことのできる職人や文化人もいる。歴史的にも奥の深い、自慢のふるさとじゃないですか!」(福田総料理長)
「そうなんです!特に東三河地方(現在の豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、設楽町、東栄町、豊根村)は、大化以前の昔から“穂の国”と呼ばれてきたほど、美味しいものがいっぱいの実り豊かな地域です。ところが、地元の人はそれをあまり自慢しないんですよね。他所の人から言われて初めて気がつくという…(笑)。
『豊・食・人 GEN-B』の「げんび〜」は、私の名からの元と、むかし三河地方で使われていた方言で“食いしん坊”だとか、親から“いやしんぼ”なんて言われた言葉に由来しています。
今回セルリアンタワー東急ホテル様、料理界の匠のお力添えのもと、お客様にぞんぶんに豊橋、東三河の食材と食文化を体感していただける貴重な機会をいただき、とても感謝しています。当日は私もはりきって、腕をふるいます!」(七代目佐藤社長)
食材リストからだけではなかなか見えてこない、愛知県、豊橋市、東三河・奥三河の食の豊かさや生産者のこだわりを、まさに足で歩き手に触れながら“馳走”し、吟味した食材の数々。当日のおもてなしにいかに生かされるか、期待もおおいに高まります。
2022年8月28日(日)の開催に向け、ご予約もスタートしました。GEN-Bの皆様のご参加をこころよりお待ちしています。