活動レポート

第1回『豊・食・人 GEN-B』交流会

「〜江戸から続く手仕事と魚旬暦《おでん》を楽しむ〜その壱」

開催日 2017年10月5日(木)18時受付〜21時30分終了
場所 如水会館(東京會舘)日本料理 橋畔亭 東京都千代田区一ツ橋2-1-1
お話 ヤマサちくわ株式会社 七代目 代表取締役 佐藤元英
https://yamasa.chikuwa.co.jp/
参加者数 30名(定員数)

「箱根越え」のお江戸にて初開催! 日本の魚食文化、
その伝承の知恵と技を味わう。

 『豊・食・人 GEN-B』発足記念として開催された、第1回食交流会。「〜江戸から続く手仕事と魚旬暦《おでん》を楽しむ〜その壱」をテーマに、ヤマサちくわの練りもの「ちくわ・蒲鉾」等を使い、東京會舘・和食調理長 鈴木直登氏にお料理をご用意していただきました。

 ヤマサちくわの味の伝承は、水揚げされた魚介類をいかに新鮮なうちに加工し、さまざまな料理として楽しまんとする先人の知恵から生まれました。そうした先人の保存や加工の知恵、食のしきたり、風土や文化等の食べるモノ、食べるコトを見直しながら、皆様と美味しく食べて、楽しく語りあうことを目的に、この交流会が企画されました。

 「箱根を超えず、比叡を超えず」を信条とし、三河(豊橋市を含む愛知県東部)の地で江戸時代から190年もの間、地域の皆さまに愛される水産加工品を作り続けてきたヤマサちくわ。第1回は記念すべき「箱根越え」として、お江戸は東京都内での開催に。三河弁で“食いしんぼう”の意味に由来する「げんび〜」。その名にふさわしく食への探究心も造詣も深いエキスパートの方々が一堂に会しました。

 ちくわなど練りものに関する佐藤元英社長のお話には、まさに目からウロコのエピソードや知識が満載!たとえば、魚すり身の水洗いについて。通常料理ではタブーとされる工程が、実はあの絶妙な食感(あし)を生み出しているという点。余分なものを洗い旨味は逃さない、その矛盾を両立させる「職人の技」に一同感嘆しきりでした。
 また、社長自ら包丁を手にその場で竹に巻きつけたすり身を、各々が炭火焼する「ちくわ焼き」体験も。焼きたての香ばしさ、新鮮な素材の弾力や風味に、皆さんから「ちくわってこんなにおいしいんだ!」という声をいただきました。

 開催後、SNS等でも「魚食文化の奥深さを知る貴重な体験」と参加者の多くが投稿、発信をしてくださっていました。

 ご参加いただきました皆様方には、誠にありがとうございました。このご縁とつながりをより深め広げていく機会を、今後も創出してまいります。


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