活動レポート

ヤマサちくわ1DAY POP-UP SHOP in 京橋

「豊橋から福島にエール!お江戸・京橋で初開催。」

開催日 2020年2月21日(金)10時30分〜21時終了
場所 Kitchen Studio SUIBA
東京都中央区京橋1丁目12-7
https://sui-ba.com
お話 ヤマサちくわ株式会社
七代目 代表取締役 佐藤元英
https://yamasa.chikuwa.co.jp/

春一番、オフィス街に出現! 1日限りのスペシャル企画で豊橋をアピール。

 56年ぶりのオリンピックに向けて、日々めまぐるしく変化を遂げている令和の東京。春一番を待つ2月21日(金)、東京駅、銀座、日本橋にほど近い「京橋」の街角<Kitchen Studio SUIBA>にて、1日限りのスペシャルイベント『ヤマサちくわ1DAY POP-UP SHOP in 京橋』が初開催されました。

 熱々おでんは「ふーふーふー」といただくから、「2」(ふー)と「22」(ふーふー)で、2月22日は“おでんの日”(2007年に新潟県「越乃おでん会」が制定)。その前日イブが開催日とあって、晴天とはいえまだ少し吹く風は冷たく、まずまずのおでん日和に。

 お江戸と豊橋(愛知県)とを結ぶものといえば、やっぱり東海道。ヤマサちくわが創業した文政10年(1827年)、現在の豊橋市中心部に東海道五十三次34番目の「吉田宿」がありました。一方、今回お江戸初の会場となった京橋界隈は、かつて東海道の起点である日本橋から「京へと上る最初の橋」が架かっていたことが、地名の由来と言われています。

 東海道線に「豊橋」駅が開業したのは、明治21年(1888年)。昭和初期には、「近代ヤマサちくわの父」五代目佐藤利雄氏が、豊橋駅構内にて“ちくわの立ち売り”を開始し、当時の掛け声から「豊橋名産ヤマサのちくわ」の売り文句が生まれたそうです。
 その原点に立ち返って!? お江戸の街角で、緋色の法被をまとい、「豊橋名産!」を元気に呼びかけました。

新たに始まる連続テレビ小説『エール』を 主人公夫婦ゆかりの豊橋&福島コラボで応援!

 ヤマサちくわ精鋭部隊が、この日も豊橋からお江戸入り。朝採れ野菜をはじめ三河産食材をお買い物できるマルシェ、実演揚げたての練りものや5つの味を食べ比べできるおでんランチ、炭火焼ちくわ、夕刻からの立ち呑みおでんBARなどをスタンバイ。

 時間に追われつつオープンするやいなや、店頭に並ぶ三河産の新鮮野菜やヤマサちくわの限定&定番商品やおでん種、店頭で揚げたての練りものを求めるお客様が入れ替わり立ち替わりご来店。スタッフも大わらわでのスタートとなりました。

 この日店頭では、季節限定の春の練りものをはじめ、GEN-B限定商品として大好評だった<黒胡椒豆>も販売。カンボジア産の黒胡椒『KURATA PEPPER / クラタペッパー』を使ったおつまみサイズの豆ちくわは、ピリッとした辛味と芳香がどんなお酒ともよく合います。小学館から出版された書籍 <THE KURATA PEPPER 世界一の胡椒が彩なす上級レシピ40>(著/倉田浩伸)とともにご紹介。

 さらに「Atelier NON NON」(北海道)さんによるオールハンドメイドの「ちくわアクセサリー」が初登場!リアルながらチャーミングな豆ちくわをモチーフにした、ちくわピンバッチ・ちくわペンダント・ちくわバックチャームの3種類。3月1日よりヤマサちくわオンラインショップでの販売も始まりました。豆ちくファンは、ぜひチェックしてみてください!

 ランチタイムになると、近隣オフィスの皆さんが通りすがりに覗き込んだり、立ち寄って「ちくわの磯辺揚げ丼」や「八丁味噌おでん」でイートインランチを楽しんだり。揚げたての練りものやおでんのお持ち帰りをするお客様で賑わいました。

 今回のトピックスとなったのが、この4月からスタートするNHK連続テレビ小説『エール』の主人公 古関裕而・金子夫妻の故郷にちなんだ豊橋&福島のコラボレーション。
 古関さんの出身地・福島からは、福島県只見町の酒米農家が合同で手がけ、2016年に誕生した<米焼酎ねっか>と新商品の低アルコール焼酎ハイボール<ねっかHI>をご用意。そして金子さんの出身地豊橋の名産ヤマサちくわとのコラボで、南郷トマトを使ったトマトおでん、只見米ブランド協議会のコシヒカリを使ったちくわ磯部揚げ丼が登場!1日限りのスペシャルメニューが盛りだくさん!なエール企画となりました。

 この日は福島から『合同会社 ねっか』の脇坂斉弘代表も駆けつけ、先行販売の<ねっかHI>を手にエールを送ってくださいました!

 今回のこうしたコラボ企画から、『エール』に関連する地域活性化&地域間交流のイベントとしてNHK総合福島『はまなかあいづTODAY』が取材。三谷咲都美(みたにさとみ)アナウンサーは三重県出身とのことで、ヤマサちくわ株式会社 佐藤社長ともインタビューも和やかに。早速その日の夕方のニュースでオンエアされました。

 午後からも文化放送ラジオ番組『くにまるジャパン極』が取材。揚げたての練りものや炭火で焼いたちくわのおいしさに大感激!佐藤社長こだわりのちくわづくりやバラエティに富んだおでんについて、後日3月13日の放送で紹介していただきました。

新鮮な生のすり身を目の前で“竹輪”に! 江戸時代から190年続く魚食文化を伝承。

 SUIBA 2階のセミナールームでは、午前・午後の3回、ヤマサちくわ七代目 佐藤元英社長による講座・炭火焼ちくわを体験できる「ちくわワークショップ」を開催。七代目佐藤社長による講座では、ちくわ・かまぼこの歴史に始まり、豊橋における魚市場の成り立ちからヤマサちくわの創業物語、駅ビルを併設した日本での民衆駅第1号として開業した豊橋駅についてなど、練りものから見た魚食文化と流通の発祥・変遷について語られました。

 

 ヤマサちくわの基本精神である「鉛は金に変わらない」。そのココロは・・・本物の味を作り出すための原料の選別や練り具合や焼き加減をみる目利き、食材や気候に合わせて絶妙に変化させる味加減、豊川の水の恵みなど、「すべてが本物だからこそ生まれるもの、それがヤマサちくわです。“のようなもの”はつくりたくないんです」と佐藤社長。

 GEN-Bにはおなじみ、佐藤社長&佐藤善彦常務ご兄弟の“ちくわブラザーズ”による実演では、生のすり身を竹の棒にくるくると巻きつける鮮やかな職人技に、参加者から歓声が上がります。これ、いざ自分がやってみると、新鮮ゆえのすり身の弾力にまず驚かされ、均一に練るだけでも四苦八苦させられます。

 炭火で焼いたアツアツのちくわのおいしさを初めて体験する参加者からは、「ちくわと一口にいっても、弾力といい、味わいといい、こんなに違うものなんですね」「エソ、グチ、ハモを原材料としたちくわのおいしさを、初めて体験しました!」等々、感激の声をたくさんいただきました。

日暮れ時からのちょい呑み立ち呑みが大好評。 GEN-BスペシャルおでんBARで、乾杯!

 17:00からは、立ち呑みスタイルで、おでんを「ふーふーふー」。店内であったかおでんやできたて・揚げたての練りもの料理、ヤマサちくわの練りものに合う東三河・豊橋の酒蔵のお酒などを、お好みで選んでお楽しみいただきました!

 この日用意したおでんは、なんと5種類!

  • こっくり濃厚な愛知の八丁味噌おでん
  • 豊橋の練りもの×福島の南郷トマトだしのコラボおでん
  • しょうゆ・おだしで煮込んだ関東風おでん
  • すっきりさっぱり塩おでん
  • 食欲そそるお酒もすすむカレーおでん

 いろいろシェアしながら和気藹々と楽しめるおでんBARは、大盛況。

 会社帰りで急ぎ足のビジネスマンも、街角ビルにあふれんばかりのにぎわいに足をとめ、ひょいと暖簾をくぐってくださったり。「お昼に買った練りものがおいしかったから」と再び足を運んでくださったリピーターやテイクアウトのお客様、「ファンだから」とトレイいっぱいにお買い上げくださるお客様も。

 体もおなかもあったまって、ハッピーに笑って、満福に、すこやかに。終日たっぶりと豊橋のおいしいものをお江戸の皆さんに楽しんでいただきました。次回の開催もぜひお楽しみに!

● ヤマサちくわ オンラインショッピング


●「美酒蔵 はなたれ屋」


● 米焼酎ねっか(福島県只見町)


● NHK連続テレビ小説『エール』公式サイト


● 豊・食・人 GEN-B facebookページ


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