活動レポート

戸板女子短期大学


練りもの文化と美をつなぐ、短大生と学ぶ「ちくわ実習」。

開催日 2025年10月23日(木)
場所 戸板女子短期大学(東京都港区芝2丁目21-17)
https://www.toita.ac.jp/
講師 ヤマサちくわ株式会社 七代目 代表取締役 佐藤元英
https://www.yamasachikuwa.com/

ちくわって奥が深い! 伝統食の魅力にふれる時間

 食欲の秋は美容の秋!?2025年10月23日、東京都港区芝にある戸板女子短期大学にて、豊橋名産ヤマサちくわ七代目 佐藤元英社長が特別講師として登壇しました。講義を行ったのは、ビューティ&ウェルネス分野の第一人者であり、同短大の食物栄養科客員教授でもある伊達友美先生。テーマは「美と健康を支える食」。魚タンパク質の大切さと、伝統的な練製品の魅力を伝える、実習型の90分授業が行われました。

 戸板女子短期大学は、創立120年以上の歴史を誇り、「実学」を重視した教育を展開。ファッション、ビューティ、ホテル、エアライン、栄養士、国際コミュニケーションなど、女性の社会的自立を支える専門スキルを体験を通じて学ぶことができます。企業とのコラボ授業も盛んで、今回の実習もその一環です。

 授業では、魚由来の高タンパク食材「ちくわ・かまぼこ」を題材に学んだ後、佐藤社長自ら職人として、すり身を竹の棒に巻きつける実演を披露。その鮮やかさに、学生たちは目を丸くして見入っていました。
 実習では、学生一人ひとりが実際にすり身を竹に巻きつけ、手作りのちくわを焼き上げ、焼きたての味を楽しみました。チームワークよくテキパキと作業をこなす様子に、佐藤社長も「さすが短大生、助けられました」と感心しきり。形はちょっと不格好でも、焼きたてちくわの想像以上の美味しさに、「おいしい!」「こんな味なんだ!」と驚きの声があがり、大絶賛でした。

焼いて、食べて、学んで 美容と健康をおいしく実感 

 若い世代にとって、ちくわやかまぼこなどの練製品は“普段あまり食べないもの”。しかし今回の実習を通じて、その美味しさと栄養価を見直すきっかけに。ちくわにはタンパク質のほか、ミネラルやコラーゲンも豊富で、美肌づくりにも効果が期待される“手軽な美肌食”でもあります。

 講義を主催した伊達先生は、「食べて輝く美女になれ!」書籍累計157万部の食事術、35年以上にわたり食事カウンセリングを実践する“食のプロ”。2022年に豊橋市でも『プラス栄養メソッド®』の講演会が開催され、今回はそうしたご縁から、実習というリアルな体験を通じて学生たちに日本の魚食文化と美のつながりについてのコラボ講座が実現しました。

 佐藤社長は、これまでに小学校から高校まで“ちくわ教室”を多数開催していますが、今回の女子大生との交流はまた新たな体験。笑顔で学生たちと接する姿がとても印象的でした。
 これから社会へと羽ばたいていく学生たちに、日本の伝統食品の魅力や、栄養と美しさのつながりが記憶として残り、未来の食の選択に活かされていくことを願っています。

地元でも大好評! 「出張ちくわ教室」継続中

 佐藤社長は、2025年度も「ヤマサちくわ出張ちくわ教室」を積極的に展開中!9月後半から11月末までに、豊橋市内の小学校18校、新城小学校、のきやま(東栄町)、豊橋南高校を含む全21ヶ所で実施しました。
「子どもたちと4時間真剣に向き合うとさすがにヘロヘロになりますが、楽しいしやりがいがありますよ!ちくわが美味しい!と言ってもらえることがモチベーションになっています」と語る佐藤社長。

 12月と年明け2週間は冬休みをいただき、2026年も2月末までに13校を訪問予定です。寒い冬もたくさん食べて、元気に遊んで、1年間しっかり学んでほしい——そんな願いを込めて、午年も“ちくわ先生”は笑顔で駆け回ります!



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