GEN-B 旬の料理帖

旬の素材【たまご】#04

春の訪れを祝う旬の卵と、練りものの関係。

 命の源である卵は、キリスト教では“復活”や“豊かさ”の象徴とされてきました。自然の再生を祝う「復活祭/イースター」では、卵料理を食べて春の恵みに感謝するとともに、カラフルにペイントした「イースターエッグ」を飾ります。
 卵は、良質なタンパク質として、必須アミノ酸をバランスよく含み、ビタミンCや食物繊維を除くほぼ全ての栄養素が含まれる「完全栄養食」。現在は一年中出回っている鶏卵ですが、冬に栄養を蓄え、繁殖期を迎える春は特に栄養価が高いことから、いちばんおいしく食べられる「旬」と言われています。
 卵とすり身のおいしさを、存分に贅沢に味わえるのは、なんと言っても<伊達巻>でしょう。食通で知られた伊達政宗の“伊達”にちなみ、毎年5月24日は「伊達巻の日」とされています。鮮やかなたまご色は、お正月以外にもちらし寿司やお祝いの膳、お花見弁当など、ハレの日の料理に華を添えます。
 一方で、練りもののつなぎには卵白が使用されているというイメージを持たれがちですが、新鮮な魚のすり身を原料とする紅白かまぼこやちくわ商品、<半月><上揚半>などヤマサちくわの主力商品には、当てはまりません。敢えて、卵白でフワフワした触感にする場合や卵の美味しさを必要とする時に使用しています。
 低カロリー、低コレステロールで、高タンパク。ヤマサちくわもまた「完全栄養食」として、健康が気になる方やアスリートから注目を集めつつあります。

旬のレシピ

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